協会概要

ランチェスターとは、1868年（明治元年）にロンドンで生まれた自動車や航空工学の技術者の名前です。

自ら手掛けた戦闘機が実戦においてどのような成果を収めたかに強い関心を持ち、第一次大戦から導入された航空機による空中戦を注意深く観察・分析し、兵力量（武器性能）と損害量の関係において法則性があることを発見しました。
その後、第２次世界大戦中、アメリカの軍事作戦の研究班によりランチェスター戦略モデルが 開発され、大戦後期の太平洋戦争の上陸作戦を始め各地の戦闘に活用され、多大な成功を収め ました。
この軍事戦略としてのランチェスター戦略を競争の激しいマーケティング分野にも応用できる と直感した田岡信夫氏は、社会心理学の知識を元に、日本の市場をサンプルとして研究の末、 企業の販売戦略として再構築されました。
田岡氏は高度成長期の日本の企業に科学的な販売戦略として提唱し、さらに1970年代の不況期 （オイルショック）に日本のマーケティングの現場で、多くの実践活動を行い、市場シェアー を重視するこの戦略は、その効果を遺憾なく発揮し、採用した企業は、日本経済をリードする 大企業へと発展しました。
田岡氏は、1984年に他界されましたが、「販売戦略のバイブル」ともいわれ、ランチェスター戦略の精神と理論は、今も進化して生き続けています。

知的財産権について

経営戦略としてのランチェスター戦略は田岡信夫氏が確立したものです。
その著作権と、「ランチェスター戦略」という商標の2つの知的財産は株式会社ランチェスターシステムズ（代表取締役 田岡 佳子）が所有しております。
当協会は同社より知的財産権の管理を委託されており、この知的財産権を元にランチェスター戦略の普及啓蒙活動を行っております。

日本経済は、「未曾有の不況」から未だに抜け出せない状況が続いております。
ランチェスター販売戦略は、このような状況においてより一層の効果を発揮する販売戦略で、この戦略を採用されている成功企業様が「弱者の戦略」「不況期の販売戦略」「負けない戦略」と言われる由縁でございます。
私達の活動の根底にあるもの、それはランチェスター販売戦略を通じて、社会経済に貢献する ことです。
過去、幾多の企業様がランチェスター販売戦略を応用して数多くの困難を乗り切り、再起してトップ企業まで上り詰めたことは、ランチェスター販売戦略の歴史に深く刻まれております。この優れた販売戦略を一社でも多くの企業や団体にご導入、ご活用していただき、 成功を創りだしていただくことがこの上ない喜びでございます。
そのために各種セミナーや教材の開発等お客様向けのサービスの拡充に努めております。
併せて協会の優秀な認定インストラクター、認定コーディネーターを育成しております。
ランチェスター販売戦略は、独特のノウハウ、独特のスキルを持っております。
どこでも、いつでも「ランチェスター」、困った時にも「ランチェスター」をキーワードに「ランチェスター協会」にお問い合わせくださいますようお願い申し上げます。
多くの成功企業を創ること、それが私達ランチェスター協会の願いです。

NPO法人ランチェスター協会
名誉会長 田岡 佳子
理事長　 竹端 隆司